2006年04月05日

魔窟逍遥

「い」にとって横浜中華街は鬼門でございます.
何となれば中華食材をアレコレと買い求めて大変な大荷物になるからでして,しかもワタシは大ケチの大貧乏でありますれば裏路地の殺風景で汚くて無愛想な店ばかりを狙って1円でも廉く買おうと全力を傾注致します.冷静に考えれば歩くだけ草臥れて時間も無駄なのですが,食材によっては地元の半額なのですから少しぐらいは買溜めしてもバチは当りますまい.

さても先日は友人の調べ物に同行して日本郵船の海事博物館なぞに行って参りました.横浜に詳しい方は周知でしょうが此処と中華街は目と鼻の先.然う云う剣呑な処には近づかぬが宜しいのですが,やっぱり立ち寄ってしまったのでして.

幸か不幸か時間もお金もありませんでしたので塩蛋,腐乳,松の実,蝦子麺,干蝦,ガラスープの素,ピーナッツオイルぐらいで済んだので先ずは無事生還.此れにお茶もお酒も缶詰も冷凍フカヒレも干しナマコも.と欲張りますと本当に苦力でも雇わないと重くなって収拾がつかなくなる上に帰りの電車賃も無くなるのでマジ危険でございます.

腐乳とセロリ炒め
そういうわけで本日先ずは小手調べにセロリの腐乳炒め.腐乳(ふい)と申しますと「ドブ泥の様な臭い」とか「腐った豆腐」とかボロクソ言われておりますが,ナァニ匂いなんてものは慣れと主観の問題にて,炒め物に使いますとコクが出て大変結構な上に非常に栄養も満点であります.「塩分摂り過ぎ」の誹りは免れ得ませんが.
まぁセロリを使いました故,腐乳と相まって普段嗅ぎ慣れぬ風味の一皿になることは確かですな.スパイスは五香粉ではなく山椒粉のみ.トロミは片栗粉でなくサラリとした感じを狙って吉野ワラビ粉で付けました.

蝦子麺
次いで蝦子麺(はぁちぃみん).蝦子麺は炒麺にするのが定番ですが今日は窩麺(うぉみん=汁そば)仕立.具は此処は敢えて定番の蝦を使わず特売になってた旬の廉いアサリと青菜でございます.ダシはアサリから出る旨味を中心に,干しシイタケを効かせて味精でバックサポート,あとガラエキスと少しだけ胡麻油.出来るだけ透明度の高いシンプルでスッキリとしたスープを心掛けました.精進ではありませんが “にうめん”風の見立てでございます.
本当なら伊豆の磯で取れる「波の子」という海産のタニシみたいな貝が使えればパーフェクトなのですが.

塩蛋とワラビ
それと塩蛋とワラビのミモザサラダ風です.これは普通のミモザサラダを塩蛋(しぇんたん=塩漬タマゴ)とワラビに置き換えただけでして,塩味は塩蛋に依存します.軽く茹でた塩蛋をほぐしてワラビに掛け,薫り付けにゴマ油に辣油,少しだけニョクマムを振って越南風に.

いやはや,3皿の飽食,総額400円で上がるのですから安物料理は止められませぬなぁ.

【関連エントリ】もやし -1

posted by 「い」 at 00:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 呑み喰い
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