2008年05月20日

YAMAHA HP-2

以前,YAMAHA HP-1 というエントリを書いた事がございます.詳しくはリンク先をお読み願わしぅ存じますが,今でも検索で飛んで来る方がおられるようですし,Yahoo! Auctions などを見ると,稀に中古の出品があるようですが,新品時定価 (確か15〜17k 円ぐらいだったと思うのよなぁ.ワタシは確か1976年12月の秋葉原で11.3k ほどで買うた) は疎か,すんげぇボロボロの奴でも愕くような額で落札されて居ったりして,いまだ人気機種と見えます,にしても若い頃のワタシが使ってた32年前のヘッドフォンがなぁ…と思うと,隔世の感と共にいささか呆れも致します.

# たかが32年と思わぬでもないが,1976年12月からさらに32年遡れば,秋葉原あたりはB-29に爆撃喰らってた頃ですからのぅ.いや,流石にその時代を知ってるわきゃないが.

仮に皆様が予断無しで HP-1を試聴出来る機会があれば大方は賛同頂けると存じますが,少なくともワタシが此奴を出来るだけ客観的に聴く限り,音の品質やデザインは現代でも通用する水準にあるとは思います.がしかし,かほどの大金を投じる甲斐があるか,と考えるといささか微妙.とは言え趣味の世界というのは Georges Batailleなんぞを持ち出すまでもなく本質的に蕩尽行為にて,諸氏らが価格度外視で斯道を追求することにイチャモンを付けるつもりはございませぬ.

ましてオーディオ分野と申しますと,無闇にヤヤコシキ事を唱うる自称通人怪人が百鬼夜行する伏魔殿なるは重々承知,そこにワタシが敢て言挙げするは蛮勇なれども,モノ言わぬは腹膨るるワザとも申しますでな.なぁに連中の言う事とて仔細に聞けば,夫々が矛盾したことを言うておるに決まっておるわ.
ということで今日の本題.

この HP-1,妹分と申しますか廉価版と申しますか,同時期に HP-2というのも併売されていたことを御記憶の方は居られましょうか.パチモン臭い名前ですがちゃんと YAMAHA 製である.
これがどう HP-1と違うかと申しますと,Mario Belliniicon デザインのアピアランスはクリソツでありまして,HP-2 には色違いのアイボリーもあるが,マットブラックの同色同士だと,横に並べない限り,書かれている品番と着いていた値札以外では見分けがつかぬ.当時の秋葉価格で申しますと7.4k 円ぐらいでしたか.

11.3k と7.4k,価格差も微妙で,どうして当時の YAMAHA がこんな中途半端な商品構成を致したのか存じませぬが,それ以外の違いはと申しますれば…と,ここで解説なんぞしても詰らぬし手許に資料も見当たらぬので止め…32年前の記憶だけに限って書きますと,まずもって HP-2は軽い.
HP-1というのは,軽快なフォルムとプラスチック材料,半解放型の形式から軽く見えるのですが,実際はそれほどでもない.これはたぶんユニット質量に依るので,オルソダイナミック型ちぅのはユニットとほぼ同じ径の多孔型磁石で振動板を挟んでおりますれば,磁石の重さが隘路となって,さほど軽く出来なんだと推測致します.今ならもっと軽量で磁束密度を上げられる磁石もあろうが,既にこの形式自体に需要が無からん.

# 余談ですが,当時は,軽いのが欲しいなら Sennheiser の HD414一択ということになっておりました. (←左の絵のやつ)
これは西独のデザインアワードで,“グーテ・フォルム” というのがあったのですが,その賞も取った美しいフォルムで,確か60年代末か70年代初期から売ってる非常なロングセラー.今も復刻版があるようですが,昔の色はボディ白/イアパッド青だったような.
実は当時のワタシも HP-1を買うにあたって HD414と比較試聴だけはしたのですが,聴いてビックリあまりに低音が出ないので (笑・当然なり.何を期待していたやら) ヤッパシ HP-1を買ったという経緯がございます.
外部参考記事 : ITmedia


話を戻し HP-2はと申しますと,何故 HP-1 に較べて軽いのか,理由は忘れました.考えられるのは磁石が薄く軽いか,或いは小径かもしれないという事ぐらいですが,大した価格差もないのに態々2種類のユニットを造り分けるだろうか.この辺が遠い記憶の彼方に霞んでおれど,どちらにせよ HP-1と掛け較べれば明瞭に体感出来る質量の差がありましたな.

その代償としてか不明ですが HP-2は低中音域がやや手薄.高音域は大差ございませんで,超高音域で HP-1より僅かに歪が多い.が,静電式を除く他方式のヘッドフォンに較べれば少ないので大した問題ではない. C/P 評価では10k 超え確実な HP-1よりは,辛うじてお小遣い価格の HP-2の方が優れる……とまぁこんなところが32年前に行き着けのオーディオショップで較べた時の記憶ですが,若き日のワタシは今よりも遥かに高音域の聴力に優れておった筈ですので,感覚評価だけは今のワタシよりマシでありましょう.

# 高音域の聴力と言えば,今のワタシがトーン・ジェネレータでサインカーヴを聴いてみるとイヤハヤこれは惨憺たる有様.高域の可聴限界は19.7kHz 辺りですから,20kHz を越えても聴えた若い頃にさほど衰えは無きものの,ラウドネスレベルが目を覆わんばかり.仮にこれを若き日の聴え方と同等に物理補正しようとしたらイコライザが大変な事になろう.
若人諸君よ,斯様に我ら爺の耳ほど疑わしきものはないのであまり真に受くるべからず.大方は著しく脳内イコライザ補正が掛った幻想の美音に相違なし.
畢竟ワタシが紅顔白皙の美少年だった頃に心うち震わせられた豊饒の音は,今になって如何に切望しようと値万金を積もうと,物理的には再現出来とも生理的に聴えなくなっておるものは金輪際聴えっこないのである.まことに目と耳と生殖器に限っては歳は取りたくないものよ.


さても昨今の異常気象には困ったものですが,拙宅界隈にも昨夜来の時間嵐により,件の HP-2が32年前から吹き飛ばされて参りました.

HP-2

惜しくもイアパッドに一ヶ所保存コスレ,ヘアパッドに折れがあるが,他にはキズ一つない極上品で,3年ぐらい前のヘッドフォンという程度でしょうか.「何で持ってんだよ」と訊かれるのは尤もであるが,何ぁに大した顛末ではございませぬ.

ワタシの友人知人はどなたも太っ腹で,色々なものをワタシに下さるという事は今迄にも度々書きましたが,今回もソレでありまして,知り合いの方の書斎を訪のぅた折,フト書棚の隅にコレが埃を被ってあったのを見掛け,懐かしさに手に取って眺めておりますと,「ずっと使ってないからあげるよ」と鷹揚に仰られるので,遠慮しぃしぃ有難く頂戴して帰った次第.「只より廉いものは無く,呉れるものは拒まず」がワタシのポリシーでございますでな.あまり褒められた人生態度ではないが.

して,30年ぶりに当時試聴に使っていたのと同じ楽曲 -トミタの “月の光” ですとか,芸能山城組のケチャとか,2001年宇宙の旅:“ツァラトゥストラ”The Durutti Column の Sketch For Summer なぞ- をば CD 音源+Apple Lossless で聴いてみますれば,やはり大筋では記憶に同じであるが,耳が馬鹿になったお陰かCD リマスター時の小細工か知らぬが,超高音域の歪みは気付かず.
いっぽう曲をイマドキの音源に切り替えてみますと,昨今の曲のバランスは低音に遠慮がございませぬので,元々低音の手薄な HP-2で聴くと案の定物足らぬ.しかし多分 HP-1を持って来ても,大同小異の物足らなさではないかと思ったり,古いヘッドフォンに過大な要求をし過ぎておるかとも思ったり.

そこでちょっと悪戯心が兆し,現用のへっぽこスピーカ,と申しても目下これしかないmicrolab A-6331 2.1ch のサテライトスピーカ側出力に HP-2を直結してみたのですな.サブウーファは鳴らしたままで洩れ聴えるようにするのがミソであります.スピーカ出力直結と言うと乱暴に感じるやも知れませぬが,何故かこのHP-1/2シリーズは大入力への耐性が大きく,A-6331付属アンプ如きのチンケな出力では問題のある筈もない.序でに申さば,どうも聴いておるとヘッドフォン回路の出力と此奴のインピーダンスが合っておらぬような気も致したわけですが,まぁ小理屈は措くとしまして,どうなったかと申しますと,

うはは.これはけっこうオモシロイ.
A-6331のサブウーファは主に40〜150Hzぐらいのところをブーストしておるようで,30Hzになると出ぬテイタラクの上に,アンプ側はレベル調整しか出来ませぬが,それでも音像定位を含めて随分と興が増す.追ってチューニングを詰め,ヘッドフォンを外さない限り気がつかぬ程度にコッソリとブーストするようにすれば,更に尤もらしいマニア騙しの音になろう.

思えば大昔,Pioneer のボディソニックという奴にヘッドフォンを併用して聴くのが一部で流行った事がありましたが,要はそのみみっちい亜流であります.ちなみに,かなり音量を上げた心算でもサブウーファの音圧は然程のものではなく,夜中でも格別に家人の顰蹙を買うようなことはございませなんだ.いくら錘付きコーン紙で fo を下げてあると申しても所詮は約16cm,出せる低音は多寡が知れたものでございましょうて.

# 話序でに書きますと,ボディソニックの難点は,形状が安楽椅子,乃至はクッション形状をしておる関係上,音振が背中から来ることで,いくら低音が音場定位に鈍感とは申しても,やはり腹に来る筈の重低音が背中に来るというのは明らかに不自然でありました.
俗にこれを背に腹は代えられぬと申しますがそれはともかく,この難点を免れるにはボディソニックのクッションを前から抱く.という,いささか珍妙な体位を余儀なくされるのでして,女の子が裸ワイシャツなぞでクッションを前に抱いてぺたん座り,となれば大変に結構な景色ですがそれはともかく,ムクツケキ野郎がヘッドフォンを装着して対面座位で大きなクッションを抱き,余人には聴えぬ楽曲に陶然と身を捩じらせている様を傍目に見れば,これは紛れもなく変態.
(ついでに言えばデザインが途方もなくダサく一発でインテリアを台無しにする.それだけでも買わぬ理由には充分である)
しかし今なら,この難点を逆手に取って,ボディソニック抱き枕+描き降ろし限定抱き枕カバー+それらしいゲーム+ボーナス音源セットなどという風にして売り出せば,多くのアッチ逝っちゃった人々が欣喜感涙雀躍嗚咽だと思うがどうか.


仮にこれが,A-6331のサブウーファなんぞのナンチャッテではなく,Electro-Voice あたりの80cm ユニットやらデュバイディングアンプやらマルチチャンネルアンプやらを買い込んで来て真顔で調整し始めたりしますと,その往く手には大変な波瀾万丈が待ち受けていそうな予感がそぞろ致しますし,これが木造戸建住宅であれば,床が不気味に唸るとか箪笥の上の日本人形がいつしか動いてこっち見てるとか,果ては池のヌシが暴れ出し深夜に鵺が鳴き墓石が倒れる.などの不具合も懸念されるところ.尤もワタシの場合,目下の所持金218円では,タダで出来るハンダゴテを振るう以外,何らの野心的な試みも出来かねますので,至って静かな暇潰しに留まっておるわけでございます.

ま,モノがヘッドフォンだけに,静かに聴きませんとな.

【関連エントリ】
YAMAHA HP-1
私の音響装置放浪
私の音響装置放浪-2
私の音響装置放浪-3
私の音響装置放浪-4
私の音響装置放浪-5
posted by 「い」 at 21:21 | Comment(9) | TrackBack(0) | デザイン
[この記事へのコメント]
  1. ありましたねYAMAHA HPシリーズヘッドホン

    当時は図抜けてスタイリッシュなデザインでYAMAHAはインダストリアルデザインにもずいぶん力をいれていたと思います。

    ボディソニックといえば、往時のHonda CITYのオプションにボディソニックシートってのがあったのを思い出しました。
    一体どれだけの需要があったのやら・・・
    Posted by Komi at 2008年05月20日 22:36
  2. 当時,高級なヘッドフォンというと既に STAX の静電型なぞもありましたが,どうもこれは聴いてみて音質そのものには感銘を受けたものの,如何せんデザインがアレで,またイアパッドのアタリや側圧なぞの吟味も洗練されておらず,敬して遠ざけることとなっておりました.やはり優れたデザインは虚飾に非ず.ということをまざまざと顕かにした一品でありましたね,HP シリーズは.

    さても,ありましたなー,CITY のボディソニック http://easyurl.jp/axp .あれを見たとき,安目の車に価格不相応なオーディオを組んでズンドコ言わしておる若者諸君にウケるかと思いきや,不発だったようで.密閉した狭い車室でグライコの低音を目一杯上げて思いっきりスーパーウーファ利かすと,間違いなく鼓膜がやられると思いますから,耳の健康にもよろしいと思ったのですがのぅ.

    考えてみればああいうのは,自分がズンドコするだけでは不足であって,周りにも半ば強制的にこれを聴かさなければ自己顕示欲が満足できぬわけでしょうから,静かに独りズンドコするだけでは駄目なのでしょうなぁ.
    Posted by 「い」 at 2008年05月21日 12:19
  3. > インダストリアルデザインにもずいぶん力をいれていたと

    本文にも書きましたように,HP-1/2 や,スラントフォルムの TC-800GL はマリオ・ベリーニですが,アンプなどは GK インダストリアルデザインがやっておりましたですね.

    あれらもなかなかデザインレベルが高く,ワタシは今も当時のチューナなぞを保管してるぐらいですが,今日,日経のニュースを見ていましてオヤと思いましたのは,6月に出る ヤマハの新製品のアンプが,丸っきり当時の GK ルック http://easyurl.jp/b30 に回帰しておりまして,想定した顧客層が察せられると申しますか,ニヤリとしたことでございます.
    Posted by 「い」 at 2008年05月23日 11:59
  4. >「い」様

    黒ボディ/黄パッドです>拙宅のHD414

    復刻版なのかなんなのかは知りませんが、90年代末に購入し、イイグアイに慣らした所で老母が自室に持ち去り、以来返ってくる様子もございません(^_^;)。

    音もですが(そりゃそーだろーさね...本気でエイジングしたんだから...)、「コードが長い」のも気に入っている理由の一つらしゅうございます。「イマドキのは携帯用再生機専用なのか、妙にコードが短くて使いにくい」と申しております。

    ま。AKG K26Pなるモノもございますので不自由は無いのですが...HD414に比べ些か聞き疲れ易いのと、サイズが合わないのかアタマが絞められるのが難点ですが、これはこれで結構気に入っております(^^)。
    Posted by 1sugi at 2008年06月05日 20:15
  5. 70年代インダストリアルデザイン分野で,“グーテ・フォルム” 受賞作というのは実に質が高ぅございましたね.またイマドキの無国籍な ID と違ぅて,ウルム造形大学の息でも掛っておったのか,骨絡みのイタリア贔屓であるワタシが見ても,いかにも独逸らしいミニマルな造形の冴えを誇示しておりました.ワタシが使っていた道具の中では,HAZET の△断面グリップのドライバーなどが印象深ぅございますし.一般の皆様に馴染み深い作品と申しますと,BMW の E21なんぞも受賞していたように思います.

    HD414は,そういう歴史の中でも,まさに最も美味しかった頃のウェスト・ジャーマン・デザインの白眉でありまして,特にヘッドフォンのような,人体に近いが故に造形自由度の少ないプロダクトの中では,掛け値無しに偉大なマスターピースのひとつと申せましょう.ちなみに本邦では,情報の遅れからか,人口に膾炙したのは10年遅れの80年代,YMO 時代の坂本 龍一あたりが使っておったあたりから,一般の方の目にも触れる機会が増えたかと存じますね.

    尤も,音質に於いては既述のように,ワタシが試聴した32年前でも陳腐さは否めず,あれをあのまま今に復刻したら,それはもう皆様に失笑と言うか落胆を味わわせることにしかならぬ筈ですが,話に聞くところですと,90年代に出た復刻版の方は,中身のユニットは現代のゼンハイザーの技術でもってアップデートされておるとの事で, (写真で見る限り素材のプラスティックも違っておるように思います.元は PVC 系ではないだろうか) そうであれば,和尚や御母堂が納得してお使いになっておられるのも宜なるかなと思う次第.
    Posted by 「い」 at 2008年06月05日 23:16
  6. なつかしく読ませてもらいました。
    当時、学生だったわたくしめは、秋葉原で
    HP−1、2、3と聴き比べ、何時間も
    居座り、HP−2を買いました。HP−3は
    あまり良くありませんでしたが、試聴した店が
    うるさかったためか、HP−1と2の違いがあまりわからず、値段が安いからとHP−2を買った記憶があります。かえって、HP−1の低音の強さに不快感を持ったように思います。
    線を自作し、アンプのスピーカー端子に直結して
    、いい音だなと、本気で喜んでいたものです。
    アパート住まいの音キチ(当時の言葉)には、
    ヘッドホンは必須アイテムでした。

    私のHP−2は今なお現役です。近頃のヘッドホンのように、音源に含まれるすべての音を聴かせるのとは違い、無音の中から音が響いてくる独特の艶やかさは何物にも代え難い。
    いい音って、何か。懸命に考えていた当時を
    思い出しました。
    今の時代に、HP−2と同じ音のヘッドホンを販売しても売れないでしょうね。たぶん。


    Posted by ム at 2009年10月12日 17:10
  7. これは嬉しい反応を頂きました. 私と似たようなことをやっておられたのですなぁ.

    そうそう,私の買ったHP-1の顛末は,80年代半ば頃まで10年近く酷使し,あげくにイアパッドがボロボロになったので廃棄して今はありませぬ.何せ初代WALKMANにも繋いで外でも使っておりましたので,もうキズキズのギダギダで… 今の私ならパッドだけ補修部品を取り寄せて直すところですが.

    > いい音って、何か

    そう,私が行間に仄めかしたかったのは,それなのですね.「自分にとってのイイ音」のイメージがアヤフヤだと,装置を取っ替え引っ替えしては「音が変わった」のを「イイ音になった」と心得違いを致し,果ては手段が目的に転化してオーディオカルトの迷宮にハマり込むものでありますな.

    私の場合,お金がなかったこともあり,そういう陥穽にはまらずに済んだことを今は幸運と思っております.
    Posted by 「い」 at 2009年10月12日 21:16
  8. はじめまして。
    googleでYAMAHA HP-2を検索して、おじゃましました。
    なぜ、そんな検索をしたかというと、今、私とPCの間に、3年前に地元の中古ショップから2,000円で購入したブラックのHP-2が転がっているからです。
    しかも、6月ころに踏んづけてしまい、L側がアームが90度まがるところから折れてしまった無残な姿をさらしているのです。瞬間接着剤でも強度不足でまたすぐ折れるでしょう。
    でももったいなくて捨てられません。
    最初にHP-2ブラウン(というよりエビ茶色)を購入したのは発売後まもなくでした。20年ほどは使いました。イヤーパッドはボロボロ、セームについている天アームは根元からちぎれた状態まで使い倒しましたが、今日に至るまで、HP-2以上のヘッドフォンには出会っていません。当初から低音不足は承知の上、でもこの音がいまも一番です。
    マリオベリーニのデザインは本体のみならず、パッケージにもそのセンスが生かされていました。
    ですので、中古ショップで再び購入できたときは、うれしくて急いで自宅に帰り、昔のレコードを以前のように聞きました。
    最近はPCにHP-2をプラグアダプタで接続し、YouTubeでLadyGaGaなどを聞いておりました。
    このような田舎ではHP-2という品番を知っている人などほかにいません。
    もう、HP-2のあの装着感、あの音を味わうことはできなくなってしまいました。
    私はどうしたらいいのでしょうか?
    なんだか、妻に逃げられた男の人生相談みたいになってしまいました。すみません。

    PS、googleのHP-2の画像検索では、YMAHA HP-2よりBMW HP2(バイク)がずっと多く表示されさらに悲しくなりました。
    Posted by 秋田のSH at 2011年09月28日 23:04
  9. これはどうも,駄文の長文をお読みくださりましてありがとうございます.
    そうですかぁ,折れてしまわれましたかぁ.それは惜しいことをされましたな.もし直すとしても,あの部分ではイアパッドもユニットも全部バラさぬと取り替えは出来ませんよなぁ.海外サイトでHP-1の全バラを見たことがありますが,けっこう厄介そうな構造ではありました.
    それに部品取り機が要りますでねぇ.

    今でも時折,Yahoo! Auctionsや中古デザイン家電屋に出ることはあるようですが……
    Posted by 「い」 at 2011年09月29日 04:19
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